日々新しい発見をしたい

見たり聞いたり読んだり考えたり、そして行ったことを書いています。

運を味方にする「偶然」の科学

少々、変な話をします。
運を味方にする「偶然」の科学を読んでいます。

運を味方にする 「偶然」の科学: バーバラ・ブラッチュリー, 栗木 さつき + 配送料無料 (amazon.co.jp)
ヒトは脳に受けるストレスを減らすために、宗教を信じ、運を信じているといいます。
弱い存在です。
自分が制御できない物事が起こったとき、例えば台風が来て川が氾濫したとき自宅は浸水しなかったのでついていたと思う人がいます。
もし、川の水が家まできて床上浸水したら、ついていなかったと。「運」のせいにするのです。反対に床上浸水ですみ洪水で命を奪われなかったので、ついていたと思う人もいます。これ脳がなせる業なんです。起きたことをどうとらえるか。これが大事なのです。
ついているついていないは脳が思うことで、人によって違います。
洪水の場合はついているついていないのではなく、雨水の量や川の排水能力、土手の高さにも関係していて、ヒトが制御できることとできないことが混在していますが。。。

雨の量はヒトが制御できないため、洪水の結果次第でついている、ついてないと思わないと生きていけません。
マスコミは政府と一緒に50年に一度とか、最近は100年に一度とか大きなことを言って、自治体や政府のせいでないないことをしきり言っています。
日本人の多くは思考停止しているため、100年に一度の雨が降った場合の対策をしていないのは政府のせいです。防衛に大金をかける前に、こちらが先ではありませんか?昔、国土強靭化計画とか言っていましたが、子孫のために100年に一度の災害にも
耐えるだけの国造りをしなければならないと思います。
単に土手の高さを今の倍とか3倍にするという単純な方法ではなく、もっと頭を使わないといけないと思います。


この本の話に戻りますが、
自分はついている、運がいいと思えば、そうなるとある人が言います。
そう思うことで、運がいいと思うヒトは、運が悪いと思うヒトに比べて「脳」の前頭葉の動きが違うというのです。運がいいと思う人は、前頭葉が活発に動き計画性、理性が働きだすというのです。

目にウロコです。

話は飛びますが、脳の話になったので、
日本を良くするために、どのような教育が必要かを考えたくなりました。
身体を鍛えると言いますが、脳こを鍛えないといけないと思います。

脳にあるミラーニューロン
いま、眼の前にいるヒトが笑うと自分も微笑みたくなる。
相手を理解しよう、共感しようという機能が脳にあるといいます。
この機能はミラーニューロンが働いているからだといいます。
このミラーニューロンがあることが分かったのは、つい30年くらい前らしいのですが、この機能には要注意です。


個性を伸ばせ、個人を大事に、他人との違いを認める教育がしきりに言われていますが、これはその違いの中にも共感できることを認識して初めてなりたつものだと思います。
いろいろな人と接し、いろんなことを感じ、それを正しく判断する。
日本は、他民族国家でないためか視野の狭い、創造力に乏しい国になってしまっています。
そして、受動的なことばかりしていては、ますます視野が狭くなるばかりです。
TVやYoutubeばかり見ているとミラーニューロンも受動的になり、洗脳されてしまいます。自戒も込めて書きました。