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自己否定から明るい将来は生まれない

突然ですが、自分を育ててくれた親が逮捕された場合、どう対処すべきでしょうか?

また、お世話になった恩師や上司が逮捕された場合、どのように考えるべきでしょうか?

自分を育ててくれた恩人が世界中から糾弾されている場合、どう行動すべきですか?

逮捕理由が殺人であれば、諦めるしかありません。

しかし、今、話題になっているジャニーさんのような性加害事件に関しては、被害者の苦痛を無視することはできません。

ジャニーさんが存命であれば、今のような報道はきっとなされなかったかもしれませんが、それでは性的被害者は救われません。

ジャニーさんは既に亡くなっており、セクハラ被害についての裁判は既に行われており、今後の裁判も行われないようです。(でも2004年以降、そのようなことがなかったのでしょうか)

 

news.yahoo.co.jp

 

2004年に判決が出ているのに、その当時マスコミは報道したのでしょうか?

ジャニー事務所に忖度して報道しなかったのでしょうか。

今年3月のBBCの放送が発端で、今このような騒動になっていますが、性的被害者がないがしろにされる日本は異常な社会です。

そして、性的加害者に育てられた方々にとっては、これまでの人生について考える難しい瞬間かもしれません。

自己否定するのは簡単なことではありません。

ジャニーズ事務所を退所し、芸能界を離れることは、一部の人にとっては選択肢かもしれませんが、それが全ての人にとって可能なわけではありません。

木村拓哉さんが守りたかったのはジャニーさんではなく、ジヤニー事務所出身のアーティストたちではなかったのかと。そしてジャニーさんを全否定すると自分も否定されて怖かった。おそらく怖いと思いますね。

被害者の支援と同時に、ジャニーズ事務所所属のアーティストたち、そして今後のアーティストたちが、この出来事からどのように学び、成長していくかが重要です。

私たちが今あるのは多くの人々の支えがあるからであり、同時に多くの人々を育てる者は責任を持つべきです。

親、教師、上司、社長、政治家など多くのリーダーは、この出来事から何かを学ぶべきと考えます。

でも、人は頭でわかってもできないことが多いため、このようなことはいずれ繰り返されるのではないかと思います。