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遅すぎた半導体製造投資

次世代半導体、国内量産へ トヨタやソニーが新会社(共同通信) - Yahoo!ニュース

トヨタデンソーソニーNEC、キオクシアとNTT、ソフトバンク、東京三菱UFJが出資。

新会社は回路線幅が2ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の次世代半導体の研究などを手がけるという。

日本の半導体の微細加工技術はすたれてしまって、日本では最先端半導体が製造できなかった。それをやろうとするのだからすごい。

サムスン電子TSMCインテルは、数年以上先を走っているので追いつくのは大変だろう。

日本は失われた20年の半導体製造技術のみぞを埋めるだけの技術力はないし、特許もない。

いまさらとの感じがするが、半導体のリードタイムに困って日本の自動車会社からすると、半導体の製造に資金を提供したいのだろう。

半導体のものつくりは、日本の大手電機会社が日本でやってももうからないからやめたんだ。このさき、日本に半導体製造会社作っておそらくもうからない。

自由主義でもうからなくてもいい会社が必要なはずはないのにと思う。

ただ、地政学的に台湾のTSMC、韓国のサムスン電子は危険なにおいがするのは確か。

将来、台湾と韓国が戦争に巻き込まれたときのことを考えると、日本でやる意味がある。それであれば、インテル半導体製造に投資してもよい。

といっても、今、ほしい半導体はほとんど海外製。TIであったり、XilinxAMD)、Intelであったり。ソニーイメージセンサー(これもいまはTSMCで製造)とキオクシアのフラッシュメモリ(これは日本で製造)。

半導体に替わるブレークスルーデバイス開発、デザインハウス育成に資金提供、投資したほうが賢いと思う。