今年(2021年)の7月、幼稚園バスに園児が置き去りにされ、亡くなった事件がありました。
福岡5歳児バス置き去り 保護者会で20人の“園児閉じ込め”が発覚(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
幼稚園のバス送迎運転手(園長)の確認ミスとのことです。
日々、園児を全員降ろしたか確認していなかったのなら大きな問題ですが、たまたまその日に確認をしていなかったとしたら。。。
人は、日々行っているルーチンを忘れることもあるでしょう。
話は変わりますが、
自宅の近くのバス停のポストに「経路確認」標識が飛び出して張り付けられています。
路線バスの運転手も運行経路を間違うのでしょう。
人命にかかわることではないので大したミスではないと思われますが、プロはNGですね。
間違いを犯す人間は最後は運転を辞めた方がよいでしょう。
自分もいつか、運転免許を返納します。
さすがにアクセルとブレーキを踏み間違えたら事故につながりますから。
将来、送迎バスも自動運転車になり、もし、園児が眠って車内に残されていたら、何かをしなければなりませんが、だれが何をするのがよいでしょうか。
車会社の発明(特許)を調べてみたら、ここ数年前から車内に残された乗員がいることを検知するシステムが出願されていますね(今頃、やっとですか?)。
でも究極の解にはなってないようです。
取り残された乗員(園児、子供)を検知し警告(ブザーとして音をならす、ヘッドライトを点滅させる、ドライバもしくは送信先登録者のスマホに伝達する)するような発明です。ドライバーへの通知のみです。
ブザーが聞こえない。ヘッドライトの点滅が見えない:車の後方からたち去ることも考え、ハザードランプを点滅するのもよいかもしれません。
スマホの連絡を貰えるのはよいとして、スマホの電源がOFF(電池がなかったら)らどうなるでしょうか。
ブザーではなくて、「乗員が車内にいます。乗員が車内にいます」と、車が連呼するのもありですね。
法律で、駐車時に取り残された乗員の安全はドライバーが負うのであればこれでよいでしょう。ドライバーに乗員居残り情報が伝わらないとその後の解決になりません。
さて、話はまた飛びます。
すべてのクルマが自動運転車(レベル4:ドライバーがいない。いても何もしない)になるにはあと数十年(30年位?)かかるのではないかと思うので、今、未来のことを一生懸命考えても無駄かもしれませんが、自動での運転(走る、曲がる、止まる)だけで事が済むとは思えないのです。
今、ドライバーがしていることを誰が替わってしてくれるのでしょうか。
車がネットワークにつながり、ネットでのサービスばっかり考えている会社が多いなか、
「今、ドライバーがしていることを替わって行うこと」
を考えている車会社はあるのでしょうか。
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さて、最後に、
自動運転送迎車に乗員が取り残された場合、ドライバー以外の他の乗員または乗員の親に知らせるのはありとして、一人ブレインストーミングしてみました。
アイディア1:
取り残された乗員がいる場合は、警告音でなくて、「乗員(子供)が車内にいます。乗員(子供)が車内にいます」と、車のスピーカが連呼する。(法律的に、車がしゃべるとNGでしたでしょうか。カーナビは音声案内するので大丈夫でしょう)
アイディア2:
取り残された乗員がいる場合、同車両がカーセキュリティー会社に乗員が取り残されていることを無線ネットワークまたは電話で通知。
カーセキュリティ会社が同車両の場所まで急行して乗員を車外にだす(カーセキュリティ会社と契約が必要ですね。ただ、自動運転社会では必要な費用ですね)
衝突時の緊急要請(電話連絡)は現時点で既にあるようですので実現可能性大です。
ただし、セキュリティー会社がその車両の場所に到着するまでの時間が気になります。
アイディア3:
乗員が車両に取り残され、降りるまでバックアップ電源を用いてエアコンをON(アイディア2のセキュリティ会社がエアコンをONにしてもよいし、乗員が取り残されていることを車内のセンサーが検知してONにしてもよい)にして車内温度を生存可能な温度に保ち、乗員の熱中症を防止。(2次電源でエアコンをONにできないと、取り残された乗員の命にかかわるので、自動車会社はこのようなことをしたくないかもしれません)。電気自動車なら、1次電源でOKですね。
つまらないアイディアでしたが、
人命にかかわる危険を検知して伝達するのはよいのですが、その向こうにある何か、危険を解決する手段も自動運転車が実用になる社会として自動車会社には考えて頂きたいと思います。
ドライバーがいなくとも乗員の面倒を見る電車でいう車掌は必要なんですよね。
自動運転社会は、運転手または車掌にかわるシステムを必要とするのではないかと思います。